“夕日ビール” 名義で活動している須田邦夫さんの音楽を初めて聴いたのは1年半ほど前のこと。それは本当にたまたまだった。

2021年10月、町田の薬師池公園で開催されていた “おくまちいち” というイベントに友達のスティールバンド “MUMEI PAN BAND” が出演するとのことで観に行ったのがそもそものきっかけ。行ってみることにしたのも、これまたPAN友達で、徳島時代に同じバンド “steelband PENDRE” でプレイしていたかおるちゃんが声をかけてくれたからだったと思う。

MUMEI や他の出演者のステージが終わり、トリで出てきたのが “町田出港バンド” というバンドだった。名前も何も全く知らなかったけど、とんでもなく活きがよく、全員歌うその様にとても興奮したのを覚えてる。民謡、祭囃子、ラップ、ファンク、ソウル、レゲエ、フォーク、沖縄音楽、阿波おどり、etc,,, それらがめちゃめちゃハイセンスかつポップにブレンドされた音楽にオーディエンスも笑顔で踊りピースに盛りあがっていた。こんなに心が動くライブは久々で、ずっとカメラを回してた(踊りたくもあったけど笑)。

そう、その “町田出港バンド” のギターボーカルが “夕日ビール” こと須田さんだった。
 
 



初対面で自分から話しかけにいくことが得意でないので、感動したことを伝えたい気持ちはあったけどその日はバンドの人とは話をすることはなかった。

ライブから数日後、撮影していた映像を編集し YouTube や SNS へアップしたところ、それを観てくれたメンバーの方からメッセージをいただき、あの時の感想を伝えることができた。だが連絡をとったのはそれっきりで、町田出港バンドの活動を instagram でチェックしつつも、なんとなくタイミングを逃してはライブを観に行く機会を得られぬまま月日は流れた。

そして時は2023年5月。”おくまちいち” で一緒だった MUMEI PAN BAND のメンバーから「今度 “町田出港バンド” とのライブがあるよ〜」と LINE があり、「おっ、観に行こうかな」なんてやりとりをしているまさにその時、出港バンドの須田さんからダイレクトメッセージが届いた。(なんというタイミング…!)

「あら、出港バンドの方からだ。なんだろう…?」と思いつつ読みすすめていくと、

しばらく町田出港バンドを休み、自身のソロ “夕日ビール” の活動に力を注ぎたい。これからレコーディングをするので曲ができあがったら映像を撮ってもらえませんか、とのことだった。

あれだけ心を動かしてくれたバンドの方からのご相談、断る理由などひとつもなく、「自分でよければぜひ撮影させてもらいたいです」と返事をさせてもらった。日々自分が撮ってアップしていた映像について「個人的に好きで、観させてもらってます」と須田さんは伝えてくれた。”いいね!いいね!” の時代だけれども、”いいね!” の押されないところでも密かに観てくれている人がいて、さらには好ましく思ってくれている人がいるなんて。それはじんわりと、心にあたたかな出来事だった。





長くなりましたが、こんないきさつがありまして、最近 “夕日ビール” を撮影させてもらっています。須田さんも相模原(町田よりだけど)ということで割と近いんです。嬉しい繋がり*

須田さんが出港バンドをお休みする前の最後のライブ場所となった “小野路やまいち” へ行ったり、鶴川の “夜もすがら骨董店” へ連れて行ってもらったり、相模原の公園や川を散歩したり。ハルさんやジャッキーさん、素敵な人たちとのご縁をいただいたり。

そんな新しい流れ、新しい出会いのなかで、楽しく撮影させていただいているこの頃です。

不可思議なご縁に感謝して、これからも一歩ずつ一歩ずつ、精進して行きたいと思っています。
 
 
 


 

 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 

 
 















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