9月27日には徳島県神山町のリトルインディゴヴィレッジを訪れた。ネパールの村の自然に根付いた暮らしに感銘を受けたジョーくんとシズちゃんがそこには暮らしていて、藍の栽培、染料作り、染めまでをすべて自分たちの手で行っている。
最後にこの場所へ来たのはその名前がまだ付く前の時だった。何年ぶりだろう?美容師でもあるジョーくんに青空散髪をしてもらったり、自分が徳島から神奈川へ帰郷する時にはみんなで見送りパーティーをしてもらったり。懐かしい思い出がよみがえる。以前はいなかったニワトリさんたちや、ブタさん、ヤギさんら、動物たちもたくさんいて驚きだった。2人のセンスが溢れた建築物も見ているだけで楽しくなる。ジョーくんは敷地内を案内してくれて、これから作りたいもののヴィジョンを語ってくれた。
お昼過ぎに健太と到着すると、ジョーくんと仲間たちとで何やらライブステージまで建築している所だった。大工仕事までやってしまうみんな、タフで強い。それは生きてく力。立派なステージが出来上がっていた。
そして瞬く間に時は過ぎ、山の夕暮れ。
Spring Siesta でライブをさせてもらった “SHINE ON” はとてもあたたかなムードに満ちて、素晴らしいイベントだった。共演した Salaちゃんやキリシマンジャロ3のライブもとても良かった。「見渡す限り愛しい人たちばかりに囲まれて」って Sala ちゃんがライブ始まりに話していたように、集まってくれた方々がいてくれてこその夜。今回の阿波旅では会えないかなぁと思っていた友たちにも思いがけず会うことができて、とてもとても嬉しかった。徳島に住んでいた頃はこういう集いが度々あり、それが当たり前の感覚になっていたけど、帰郷してからはそんな会合をする機会もあまりなかったものだから今回の “SHINE ON” はどこか懐かしい感覚も個人的には感じさせてもらった。
素敵な機会と場を作ってくれたジョーくんとシズちゃんと仲間たち、集ってくれたみなさん、共に奏でた仲間たちに感謝です。ありがとう。手作りのステージ、ぬくもりの空間でやらせてもらったライブの、とても心地かった記憶、感触がまだ残っています。